年々増加している前立腺がん
2022/6/9 付の毎日新聞で、
前立腺がん、10年で1.8倍に 治療方針がQOLに影響
との報道がありました(https://mainichi.jp/articles/20220606/k00/00m/040/103000c)。
国立がん研究センターがん情報サービス「がんの統計」の2022年版によると、18年に前立腺がんと新たに診断された男性は過去最多の9万2021人に上る。08年は5万1534人で部位別では胃がんなどに次いで4番目だったが、その後の急増で、17、18年は胃がんを上回って最多の部位となった。
前立腺がんの増加に伴い、前立腺がんで亡くなる方も10年前と比べて1.2倍に増加しています。
前立腺がんの早期発見についての注意点
前立腺がんは腫瘍マーカーによって鋭敏に検出されることが知られています。しかし、治療する必要のない前立腺がんまでも見つけてしまうことが、私たち泌尿器科医の悩みのタネでした。
PSAの他に昨年2021年からは前立腺がんの新しい腫瘍マーカー「phi 」が保険収載されています。前立腺がんの疑いが指摘された場合はお近くの泌尿器科を受診してください。