海外で承認された薬が国内で使用されないドラッグ・ラグ問題については以前からお伝えしてきました。今回、膀胱がんに対する新薬が速やかに国内で承認されました。
パドセブ(PADCEV 一般名エンホルツマブベドチン)という抗がん剤
パドセブという抗体-薬物複合体とよばれる局所進行性および転移性尿路上皮がんに対する抗がん剤が米国FDAの承認を得たのが今年の7月。日本での承認が待たれていました。
パドセブは2021年9月27日にアステラス製薬によって日本国内での製造販売承認を得たことを発表しました。
パドセブは転移性の膀胱がんの患者さんに効果があることが期待されています。泌尿器科医にとってはもちろんですが、これは患者さんにとっても朗報です。ドラッグ・ラグ問題がある日本において、後はいつスタートできるのか?続報入り次第お伝えしますね。
詳細はこちらを→ https://www.astellas.com/jp/system/files/news/2021-09/20210927%20jp_1.pdf