そもそも宗教における修行の一つとして知られていた断食がファスティング(Fasting)と英語になると、ほとんどの方がダイエット方法の一つとして認識しているはずです。
そのファスティングが実は全く効果が無いとの驚きのファスティング業界(そんなのあるか不明)真っ青になっちゃう報告がJAMA (米国医師会雑誌) のオンライン版に掲載されています。
本記事の内容
断食っていつのまにかに「ファスティング」というダイエット方法?
これを受けて英国のNational Health Serviceも同様の警告を告示しています(http://www.nhs.uk/news/2017/05May/Pages/Alternate-day-fasting-diets-no-better-than-traditional-dieting.aspx)。英国のNSH、どうもサイバー攻撃をされているっぽいのでリンクはしませんね。
今回の研究は普通のダイエット方法といわゆる一日のカロリーを500キロカロリー程度にする断食ダイエット、ファスティングによるダイエットの効果を比較したものです。ではその結果は?
断食というかおしゃれなファスティングをしても、たいした効果は認められなかった
僧侶が断食に入るときはベテランの先輩お坊さんが必ず付き添わないとヘンテコな幻覚を見たり(魔物に出会うと呼ぶらしい)、健康上の問題があると民俗学者の小松 和彦さんの本だったか、荒俣宏さんの本だったかで呼んだ記憶があります(間違っていたらごめんなさい)。
リスキーなファスティングダイエット(多分、ミランダ・カーもやっている的な広告に誘われて)を実践している方、特に若い女性に多いと予想します。しかし
辛いファスティングダイエットをしても大して効果が無かった結果になっちゃったんです。この研究はこのようにして行われました。
- Aグループは毎日カロリー制限、Bグループは一日お気にファスティング、Cグループは普通食事をとるように100人を3つのグループに分けました。
- コントロール群であるCグループと比較してA・Bグループは体重の減少が見られた(当たり前かな)
- Aグループ(通常のカロリー制限群)とBグループ(極端なカロリー制限)の両者間で体重減少、つまりダイエット効果に差はなかった
以上のような悲惨な結果になっています(Aグループとかの呼び方はわかりやすいように便宜的に私がつけました)。
ファスティングを続けウン十年って方もいますけど⋯
こんな方がいらっしゃいます。ここ数十年一日50キロカロリーで過ごされたとのこと。写真から拝見できる容姿は決して痩せてはいませんね。
おお、あの船瀬俊介さんも登場、お時間がある方はぜひ参加してみてください。
量子波ヒーリーングパワーを送っていただける特典もあるようです(笑)
ぜひ私も参加したいのですが、ほとんどの方を今までブログで批判の対象させて頂いたので、見つかったら多分ボコボコにされるのでやめておきます。
船瀬さん関連記事⋯電磁波による健康障害、でもIH調理器で健康は害しないだろうけどね❗
森美智代さん関連記事⋯「不食」って知っていますか?全く食べ物を食べないで、水も飲まない人たち❗
船瀬さんって一日一食(夕食のみ召し上がる)の生活を送っているらしいのですが「JAPAN オカルト怪獣記」(ヒカルランド出版)によると夕食前には完全にエネルギーが切れた状態になると報告されております。
ファスティングダイエットの問題点とダイエットを成功させるためには
今回の研究で一番の問題点はファスティングは継続しにくい、ということです(笑)
多くの人が途中で脱落していますが、ほとんどがファスティングって情けない結果になってます
正確に言えばファスティングダイエットに振り分けられた34人のうち13人が途中で脱落。修行僧のように継続して断食しているとそれはそれで確かに効果はあるでしょう、昔はそのまま即身仏になられるた高僧もいらっしゃいます。素人さんが週末ダイエットとかやるのはやめておいた方がいいです。
NSHは次のように述べています
While some people may respond well to a fasting diet plan, it would appear that it is not suited for everyone.
前掲NSHサイトより
つまり「誰かはファスティングにうまく対応するかもしれませんが、それは誰にとっても適していないようです」⋯かなり、いやみったらしいですね、さすが英国(笑)。
食べ過ぎを防ぎ、運動を心がける、これを自分でできる範囲で長く継続する、それがダイエットの王道です。ブームのダイエット方法に乗っちゃたり、通販サプリで簡単に痩せようなんておもわないでくださいませ。ローマは一日にして成らず❗