韓国が整形大国であり、いっとき前の韓流ブームに乗ってわざわざ韓国まで美容整形をやりに行った日本人もいるようです。
その方々が満足できる美容整形の仕上がりになったか?というと修正するための手術のお申し出が当院の美容部門、でも多数であったとだけ述べておきます(笑)。
日本で開催される美容系の学会・勉強会でも韓国の医師が多数参加しますが、彼らは必ずと言っていいほど韓国の美容医療について、なんちゃって美容医師が多すぎると苦言を呈しています。
整形疑惑を論じるのはやめたんですけど、これはちょっと⋯
今回、国政がグッチャグチャ状態と報道されている一連の朴槿恵大統領を取り巻くスキャンダルで登場した、この方を少しばかり検討させていただきます。
いつの時代の整形?って素直に感じた医師多数
朴槿恵大統領の親友の崔順実被告のお嬢様である、チョン・ユラさん、当初「ナンジャコリャ」的にとらえた美意識ですが、未成年であり大学への不正入学疑惑だけだったので俎上に載せるのは自主規制しておりました。
しかし、本年1月2日に不法滞在の疑いで晴れて拘束され、昨年の10月に成人されておりますので、写真をお借りして「ナンジャコリャ」的美容整形について若干の考察をおこなって参ります。
これと前記の写真を比較しますと、かなり恰幅の良いお姿です。日本の証明写真でも「美肌補正」という技術はありますが、「顔痩せモード」というのは少なくとも私は見たことがありません。女性の容姿に対して太った、痩せたを問うのはあまり褒められた態度ではないので、豊富な資金にものを言わせてライザップに通って痩せたんだよ、ということにしておきます。
なんで韓国の人って美容整形をするの?という素朴な疑問への答え
実はこの金髪が韓国の一般大衆の常識からしてかなーりかけ離れているのです。以前、韓国某財閥の御曹司とその彼女とお会いする機会があったのですが(そういえば彼女もチョン・ユラさんと同じ韓国の名門梨花女子大学校出身でした)、当時は韓流ブームでもあったので韓国美容事情に対して伺った記憶があります。
財閥御曹司の彼女いわく「大学入学祝いで美容整形する人なんて聞いたことない」「K-POPスターのように髪の毛を染めることは、学生の分際では有りえない」とのことでした。
やはり、韓国の上流階級に属すると思われる御曹司彼女的には「身体髪膚これを父母に受く、あえて毀傷せざるは孝の始なり」の儒教の教えが、生まれつきの教養として備わっていたと予想されます。
じゃあ、なんで韓国の人って美容整形をするの?という私の素朴な疑問に対して「 お金持ちはもともと綺麗な奥さんと結婚するので、整形なんかしなくても化粧で十分綺麗になれる」とか。さらに「老化することに対しては男女ともに避けたい気持ちがあるので、いつまでも若々しい状態を保つことが重要であり、それが可能とするために権力・資金力の裏付けは必要である」と非常に現実かつあまり面白みのない回答を得ました。
まあ、私が事情聴取をしたのはn=1ですから、必ずしも韓国の整形事情を正しく伝わっていない可能性もありますけど笑。
チョン・ユヨンさんは何を目指していたのだろうか?
馬術競技の不正選抜疑惑、名門女子大学裏口入学疑惑、スポーツ系財団資金横領疑惑などなどで韓国内に留まっているいることを忌避したためか、あるいは単なる海外に対する憧れによってかは知りませんが、海外を中心に生活をしていたチョン・ユヨンさんは、いわゆる欧米人に憧れていたと勝手に決めつけて彼女の容姿を検討してみます。
デンマークで拘束された、との報道で使用されている写真とTV画像の茶髪というか、金髪の写真を比較してみるとほとんど別人❗たぶん、TV画像と思われる写真が本来の彼女であり、パスポート風の写真は美肌モードどころではなく、完璧にフォトショップ職人の匠の技によるものと予想されます。
黒目を大きくするカラコンを使用したとしても、ここまで大きくする必要があるのでしょうか?このメチャ黒目がでっかく、ほっそりした写真が貼り付けられたパスポートで入国を受け入れた国の入国管理局の責任が問われても良さそうな気がしないでもないです。
彼女の写真を見る限り元々は一重まぶたであったことは、美容系の医師なら理解できるでしょう。これは彼女の整形前の写真として韓国で出回っている画像です。
海外滞在期間が長かったために、韓国で主流となっている「オルチャンアイメイク」をご存知なかったのでしょうかね?
某有名ボクサーの妹さんの整形疑惑がネットで騒がれた時に「成長とともに容姿は変わるし、メイクでいくらでも綺麗になれる」と主張したわたしですが、この写真が事実であったとしたら⋯。そういえば、亀田三兄弟の妹・亀田姫月が整形した、という噂を検証しました
若返りと美容整形は全くの別物です
エイジングケアと手術による容姿を変えることは、全くの別物です。今回、取り上げた韓国を震撼せしめた疑獄事件の崔被告のお嬢さんは、20歳ですからエイジングケアをする必要は全くありません。
「金も権力も実力のうち」的な可愛げのない発言をしたと言われるチョン・ユラさん、全く別人のように変化した姿は韓国の美容整形技術(フォトショップ?)の高さを世界に誇示した点ではそれなりに国に尽くしたのかも知れませんね。