認知症と聞くと「アルツハイマー」と頭に浮かぶでしょうけど、認知症の種類として「アルツハイマー型認知症」「レビー小体型認知症」「脳血管性認知症」「若年性認知症」などなど多数あります。投薬によりある程度の効果が期待されれるものもありますが、バッシっと効き目が現れるものは見受けられません。
本記事の内容
アルツハイマー病に関係している因子の検討
http://journal.frontiersin.org/article/10.3389/fnagi.2014.00071/full より この図は日本の研究者によって発表されたもので、遺伝的なものと非遺伝的なアルツハイマー病の危険因子を表したものです(今回は別の論文を検討します)。
となると予防が重要になってきます。「アルコール性認知症」ってのもあって、これは当然アルコールがぶ飲み生活をやめることで予防できますよね。
認知症の中で一番一般的な「アルツハイマー型認知症」を引き起こす危険因子がある程度分かってきました。喫煙擁護者はタバコはアルツハイマー病を防ぐと述べていますが
喫煙はアルツハイマーを予防する、との説は覆されました❗
今回取り上げる医学論文は喫煙はアルツハイマーのリスク低下と有意な関係があると伝えています、でも「アジア人は除く」と明記されています。
アルツハイマー病は9つの改善可能な危険因子で予防が可能かも?
アルツハイマー関連の世界中の論文を5000症例近く集めて解析した「Meta-analysis of modifiable risk factors for Alzheimer’s disease」(J Neurol Neurosurg Psychiatry doi:10.1136)によれば、危険因子として93種類あったと報告しています。例えばアルツハイマーに関連指定いる可能性のある薬剤・基礎的な精神系の疾患、学歴・BMIなどなどです。その中の危険因子でアルツハイマーになる可能性を高める9つは生活習慣の見直しで、排除できる可能性があるとこの論文は伝えています。
・低学歴
・肥満
・頸動脈狭窄
・うつ病
・高血圧
・喫煙(アジア人のみ❗)
・2型糖尿病
・ホモシステイン高値
・Frailty
これらの9つのアルツハイマー発症リスクの危険因子は改善ができると述べらえています⋯「Frailty」⋯単純に訳すと「脆弱性。初めは何かよくわからなかったですが、「Frailty Scoring System」「Frailty syndrome」などが使用された論文が幾つかあり、栄養バランス・足腰の強さ・柔軟性・運動性などを総合的に評価して「Frailty」を評価している様子です(これ関連の論文はなぜか中国系の執筆者が目立ちます、今回取り上げた論文も中国系グループ)。
アルツハイマーにならないための生活と予防策
低学歴は学校に我慢して通って、改善できますよね。ビリギャルという方でさえ有名大学に入れたんですから。
肥満はアルツハイマー以外の病気と深い関係があることは皆さんご存知なんで痩せる努力をすれば解決。
頸動脈狭窄は高血圧・高脂血症・糖尿病などの動脈硬化の危険因子を治療するあるいは生活改善で回避できますし、ステントを入れる治療もありますので排除可能な危険因子ですね。
うつ病が生活の改善や薬物療法で治るかは、意見の分かれるところですが、スタンダードな医学では治療可能な疾患と考えます。喫煙はタバコを吸うのをやめればいいだけ。
ホモシステインってのは葉酸やビタミン類で改善が可能です。2型糖尿病も生活習慣の見直しや薬物治療で解決可能。あとは脆弱性の回避も日頃気をつけることで可能です。
喫煙の害についてトンデモ理論を振りかざす人ってアルツハイマーかも??
一部の方が喫煙がアルツハイマーの予防になると主張していますが、今回の論文の解析では確かに喫煙はアルツハイマーをリスクを下げるとあります。でも「アジア人を除く」と記されていますので、喫煙はアルツハイマーの危険因子なんですよ❗!
喫煙は肺がんの原因じゃないし、アルツハイマーの予防になると、反禁煙・喫煙擁護派のトンデモ論を振りかざす一部の低学歴じゃない日本人(当然アジア人)の諸先生はすでに認知症になっている可能性もありますよねぇ⋯。ちなみに下記のブログはその諸先生とは全く関係ないものです、と念のため強調しておきます(汗)
↓ ↓ ↓ ↓
炎上中❗トンデモ発言を繰り返すニセ医学の伝導者、武田邦彦先生を無理やり庇ってみました⋯でも無理かも。