全盲の女子生徒に暴言を吐く愚かな人、ヤッパリ人類の知能はドンドン低下していた❗

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埼玉県川越市のJR川越駅前で、埼玉県立盲学校に通う全盲女子生徒が何者かに足を蹴られ負傷するという事件が報じられました。

報道によれば、この生徒は白杖を持ち点字ブロック上を歩いており、何者かが白杖に引っかかって転倒。そして無言で女子生徒の背後から右膝の裏を強く蹴り、女子生徒がけがをしたとのこと。

加害者は、相手が視覚障害者であることをわかった上で、一方的に暴力を加えたということになり、これは社会的に許される行為ではありません。ところが、そうは思わない人たちがいます。

全盲の女子生徒が駅で暴行を受けた事件で、愚かな人が暴言を繰り返しているのは知能が低下しているから??

全く非のない被害者に対しての暴言がTwitterに投稿され、なんとその暴言に同調する人が多数でています。

「全盲なら乗るなよ」「相当イラつくのは確か」川越線での全盲女子負傷 加害者への同調がツイッターで続出

NEVERまとめ

こんな許せない行為と発言をする人がいるのは、なぜでしょうか?

人類は年々知能が低下しているから。

これを裏付ける科学記事がありました。

人類の知能はピークを過ぎた

https://www.theburningplatform.com/2014/08/22/dawn-of-the-dumb/

上記のグラフはここ10年間で英国、デンマーク、オーストラリアの人々の知能指数が低下していることを示しています。

人類の知能のピークは既に過ぎ、今はIQが減少し続けている事実

ハートフォード大学の研究では人類の知能(IQ) が年々減少している⋯頭が悪くなっているということを伝えています。英国、デンマーク、オーストラリアで知能指数(IQ) の変化を調査した所、前述のようなグラフになっていたのです。IQ検査が頭の良さ、勉強が出来る出来ないを正しく評価しているかについては疑問の余地もあります。

しかし、ある一定以上の知能があるか、無いか、を判別するために世界中で使用されていることも事実です。この調査にあるデンマークは徴兵検査の時点で行なったIQテストがデータベースになっていますので、兵士として最低限のことが出来るか出来ないか、の判断に使用されていたと予想されます。

DAWN_OF_THE_DUMB_«_The_Burning_Platform

https://www.theburningplatform.com/2014/08/22/dawn-of-the-dumb/
  • 知能指数は1930年代以降、より良い生活環境と教育のおかげで増加している
  • IQテストの結果は、英国、デンマーク、オーストラリアでは過去10年間で知能レベルは低下している
  • 意見として知能レベルの低下傾向は長期的であるかどうかについては意見が分かれている
  • いくつかの研究は、欧米人の平均IQはビクトリア朝時代から10ポイント以減少していることを示している
  • 人類が今以上にもっと愚かになってきている場合であっても、より良い医療、技術は低下し続けるIQ問題をこれ以上低下させないで安定させることができる

とのことです。

狼藉を犯すもの、それに同調するバカ

今回の全盲の女子生徒に対する駅での暴行事件の犯人の知能レベルが低いのか、そうでないのかは捕まえてからIQを測定しなければ明確にはなりません。古いデータですが、昭和53年版 犯罪白書 第3編/第4章/第1節/2 (http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/19/nfm/n_19_2_3_4_1_2.html)によると放火犯・性犯罪犯は著しく知能が低い傾向があるとのことですが、昭和53年のデータですから、今回取り上げたハートフォード大学の研究に従えばその時代に犯行を犯した人は今同様の事件を犯した人よりはIQは高かったかも知れません。

女子生徒に暴行を振るった犯人の異常な性格による突然カッとなる激情的な犯行と考えられますが、その報道を受けてTwitterで全盲の女子生徒を非難したり、加害者に対して同調する投稿を行なっている馬鹿者達は明らかに知能レベルが低いと考えられます。或いは日常で鬱屈した生活を送っていて、その鬱憤のはけ口をTwitterの投稿で紛わらせている卑怯者なのかもしれません。

知能は

心理学で、環境に適応し、問題解決をめざして思考を行うなどの知的機能

http://kotobank.jp/より)となっていますので、誰がどう見ても、万が一全盲の生徒側に問題が有ったとしても、一方的に弱者に対して危険な行動を犯した加害者に対して、同調する輩は「環境に適応」できていませんし、「問題解決に対する思考」を放棄した知能レベルが極端に低い奴らであることは間違いないです。

少なくとも日本の生活レベルは低い層であっても世界的には高いレベルですし、中学までは義務教育なのですから、1930年代以降増加していたIQの大きな原因とされる、良い生活と教育は効果がないので、将来的に人類の知能低下を防ぐことが期待されている「良い医療、技術」でカバーしていくしかないようです。

著者プロフィール

桑満おさむ(医師)


このブログ記事を書いた医師:桑満おさむ(Osamu Kuwamitsu, M.D.)

1986年横浜市立大学医学部卒業後、同大医学部病院泌尿器科勤務を経て、1997年に東京都目黒区に五本木クリニックを開院。

医学情報を、難解な医学論文をエビデンスとしつつも誰にでもわかるようにやさしく紹介していきます。

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