中国の女性報道官の鼻の下のヒゲは個人的エチケットの問題なのか、国柄のためか?

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とかく隣国と問題を起こしている中国ですが、南シナ海で領土問題がらみで中国海警局船とベトナム側との間の緊迫した状況が報道されています。テレビをほとんど見ない私ですが、この件にコメントを述べている中国の女性報道官の映像に釘付けになってしまいました。

だって鼻の下のヒゲがボウボウ❗

女性報道官の鼻のヒゲが気になって仕方がない

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美容大国ではある中国ですが実際には人口が多い為にそのような結果になっただけであり、決して美容先進国ではないことは以前から何度もブログに書いています

女性のヒゲ問題

中国に行くとひげが生えている女性が多いことに違和感を抱く日本人は結構いるようです。男性ホルモンの影響ではという考察もあるようですがそもそも中国人女性は日本人女性のように外にでかけるときに化粧をするという習慣がないようです。

えらく昔の話ですが「うちの女房にゃ髭がある」という映画と主題歌がヒットしました(昭和初期です)。この作品は女性上位、恐妻家を題材にしたものでした。つまり、女性が威張っていることとヒゲをマッチングさせることで「ヒゲが生えている=偉い」というロジックに基づいています。この報道官は女性としては偉い人なんでしょうけど、中国の実情では女性は虐げられた扱いをされています。

https___www_evernote_com_shard_s288_res_b0e83c26-8d22-498a-8ac5-40270c4c5a74_004-07_pdf

「現代の中国における女性と職業 : 自己実現とストレスをめぐって」甲南女子大学大学院論集. 人間科学研究編 4, 57-68, 2006-03-18 より

働く女性の方がヒゲを気にしているんだけど

そこで、貝印という刃物のメーカーのサイトを参考にさせていただきました。まず、ムダ毛で一番処理をしている箇所は「顔のうぶ毛」がダントツトップの70.6%でした。

今どき女子_男子の意識調査–_bi-hada_うぶ毛ケアはスキンケアの新常識__–知る・楽しむ–貝印

https://www.kai-group.com/

この調査には含まれていませんが、「ワキ」がダントツトップであるはずなんですけど、貝印さんの営業政策もあって、多分「ワキ」は除外されているんでしょうね⋯女性の多くは当院の様な美容皮膚科で脱毛していますから。

さらに今度は「顔のどの部分のうぶ毛を処理していますか?」という問いに対しては当然、鼻の下が圧倒的でした。

今どき女子_男子の意識調査–_bi-hada_うぶ毛ケアはスキンケアの新常識__–知る・楽しむ–貝印

さらにどんな時に男性が女性のうぶ毛を気にしているかという調査は此の様になっています。

実は約4割の人が「他の人は自分のうぶ毛をあまり気にしていない」と気がゆるみがち。ところが男性は、会社や電車でも女性のうぶ毛にしっかり気づき、処理をしていない女性は「異性を気にしていない!」と厳しい評価が。さらに驚くのは、その距離。接近戦のみならず、なんと80cm離れていても気になるという結果に。会社やレストランのテーブルの奥行きは60~80cm。仕事でもデートでも、あなたは常にうぶ毛チェックの危険ゾーンにさらされているのです!

ですと❗まあ貝印さんが女性用のうぶ毛処理用のカミソリを販売しているので、かなりバイアスが掛かった調査ですけど、仕事中に女性はうぶ毛を見られてるようです。ちなみに中国の女性報道官はもちろん仕事中であり、私はテレビから約1.5メートルほど離れて見ていましたが、テレビの大きさを考えると80センチって確かにと言える距離かもしれません。

職業別ヒゲの処理をしている女性

さらにこの調査は続きます。職業別のヒゲ処理の割合まで調べていてその結果は職業に就いている女性は鼻の下のヒゲを52.4%が剃っているのに対して、主婦の場合は42%でした。
この統計?からアメブロニュースはこのように伝えています。

働き過ぎが原因?オス化する「ヒゲジョ」が急増中!

http://news.ameba.jp/20120721-390/より
これを非科学的、非統計学的に解析をすると処理をしないといけないほどの鼻の下のヒゲは働く女性の方が生えやすい、という結論に至ります(どうしても中国女性報道官のヒゲに話をもっていきたいので)。中国の女性は虐げられているが、報道官にまで出世するような女性であってもエチケットとされる鼻の下のヒゲさえも気にしない国である、と私は強引に考えました。

現代の中国はロマン溢れる4000年(最近は5000年らしい)の歴史は彼方に消え去り、エチケットを気にしない高官が支配するために、アジア諸国でトラブルを引き起こし、民間の旅行者も旅先でマナーがなってないと批難されるのはお国柄なんで、しかたがないようです。

著者プロフィール

桑満おさむ(医師)


このブログ記事を書いた医師:桑満おさむ(Osamu Kuwamitsu, M.D.)

1986年横浜市立大学医学部卒業後、同大医学部病院泌尿器科勤務を経て、1997年に東京都目黒区に五本木クリニックを開院。

医学情報を、難解な医学論文をエビデンスとしつつも誰にでもわかるようにやさしく紹介していきます。

桑満おさむ医師のプロフィール詳細

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