海外旅行をすると中国人、韓国人、日本人って割と簡単に見分けがつきますよね。服装とか仕草の違いが微妙に伝わってくるためだと思います。これは国内においても、中国人・韓国人が日本人とどこか違うことはなんとなくわかる気がします。逆に、日本人から見て欧米の人は見分けがつきにくく、これは、海外の人からみたらアジア系の人はみんな同じで区別がつかないのと同じですね。
例えば、沖縄の人に対して「顔が沖縄っぽい」とか感じることは多いと思いますが、いわゆる典型的な日本人顔って一括りにできるのでしょうか?同様に韓国人顔・中国人顔、という特徴はどこからくるのでしょう?そもそもその比較は意味があるのか⋯考察してみました。
典型的な国の顔って本当にあるんでしょうか?
ヨーロッパの人に聞いても私たちには見分けがつかないのですが、典型的な英国人顔、ドイツ人顔、フランス人顔などがあると言います。中国人、韓国人、日本人の典型的な顔がネット上に出ていました。
確かに言われてみれば、そんな気もしますけど左右の顔の友達って身近にいませんか?
日本人の顔の構成は弥生8対縄文2の割合
この写真にある韓国系っていわゆる弥生系といわれる顔立ちです。弥生系は北方から南に拡がって行き日本に到着して、日本の先住していた縄文系と交わって今の日本人が成り立っていると人類学的には解釈されています。イメージとしては縄文系が日本列島の中心部から北と南に追いやられてしまったために、支配階級が弥生顔となったと考えられています。
平安期の貴族の顔立ちが典型的な弥生系の顔で描かれているのはその為です。人類学的には8:2の混合率(?)で今の日本人は構成されているのですが、韓国のネットユーザーが作成したと思われる「典型的な日本人顔」ってどう見ても縄文色が強いのではないでしょうか?
中国系も人類学的な北方弥生系に少し、眉毛の太さ等から縄文系が入っているように思えます。複雑な韓国人の気持ちが込められた画像ともいえるでしょう。
東洋人が憧れるのは西洋人なんでしょうか?
韓国人、中国人、日本人の顔を典型的と言われても欧米人には見分けがつかないです。基本的に「東洋人顔」ということで一緒くたにされるだけだと思いますので、此の様な討論というか、比較は全く無意味だと思います。韓国の人が求める美容整形は言葉通りに整形であって、骨までいじります。
日本では美容整形という言葉は実際上は死語に近く、美容皮膚というジャンルやエイジングケアにシフトしてます。日常生活に不便を来すような症状は除いて、自分の持ち味をいかに生かすか、という点が日本では重視されているのです。
中国は美容大国ではありますが、それは人口が多く経済的に豊かになってきたためであり、パーセンテージで言えばまだまだ後進国ですので、整形に走りがちな傾向にあります。今時日本で大昔の美容整形の様な結果を求める人は極少数なので、こんな人を除いては。
未来の典型的な日本人顔?
国立科学博物館のHPを見ていた時、面白い研究が掲載されていました。日本顔学会の原島博会長による未来の日本人の顔の予想図です。
縄文系と弥生系が交わって現在の日本人の顔が変化した流れが、このまま続いて行くと未来の日本人の顔はこんなになりますよ、との予想です。この未来人顔って、どっかで見た記憶があるのです。そうです、中国のトンガリさんです。
先ほど中国は美容後進国と書いてしまいましたが、訂正します。
中国は美容未来型超先進国だったようです。