ニューハーフというと日本では夜の仕事に直結して考えがちですが、タイでは普通のお店でニューハーフがそれこそ普通に仕事をしています。ニューハーフの定義自体しっかりしたものではありませんが、性転換手術をしたわけではないお化粧をして女性的な仕草をする人は超一流ホテルでもしっかり仕事をしています。
タイではニューハーフが普通に仕事をしている
どうみても元男性とは思えないです。
ニューハーフというかオカマがタイに多い理由
実際に性転換手術の件数が多い為に、専門とする医師も多いし、症例を重ねることによって技術の向上も研鑽されます。また、先進国と比較して手術料金が安いために、海外から手術希望者が殺到することによって医師の症例数の増加によってさらにテクニックが上達するという好循環が起こっていると考えられます。
悲しい話だと貧しい農村部であると子供を女の子として、いけない仕事につかせる傾向があるためオカマやニューハーフが増えているんだとの理由を挙げる人もいます。
徴兵制がニューハーフへの切っ掛け?
タイ人の知人とニューハーフ問題(?)について話をしたときに意外な意見を耳にしました。タイでは成人になるまえに2つの儀式が男子には科せられています。1つは出家すること、もうひとつは徴兵です。出家生活はそれはそれはお腹がペコペコになってしまって性欲どころの話しでは無かったと知人は言っていました。
しかし、軍隊では食事はタップリ支給されますが、外出が厳しく制限される為に性欲を発散するチャンスがかなり少ないそうです。また、実家に仕送りをするけなげな人も多い為に外で女遊びをする金銭的余裕がない人も多いので、手近に性欲を発散する為に仲間の中で美男子を女性として⋯、なんてことがあると知人は言っていました。
ニューハーフに対して全く差別が無いかと言うと微妙らしい
ニューハーフ(整形してるかしてないかの違い)とオカマ(女装)がデパートなどで普通に働いていることは差別がないという意味では結構なことだという意見もあります。タイでは化粧品売り場など女の人より男の人の方が多いくらいで、ゴッツいオッサンが化粧をして高級マダムのお化粧相談にのっている姿は珍しくありません。
実は給料は若干違っているとの話しを耳にしました。男性>女性>オカマという給与体系が出来上がっているようで、オカマ系の人が高給を望む場合は、一歩進化させてニューハーフとなり夜の世界を活躍の場とすると美人(?)であればあるほど稼ぐことが出来るのです。
その為、オカマ(女装)から豊胸手術に進み高給を得て、さらにステージをアップするため(もちろん本人の性向もありますが)についに性転換手術を受けるという流れができているのです。もともとおっとりした性格の愛すべきタイは親日家が多いことでも知られています。
昔はオッサンがタイに行くというとイカガワしいムードいっぱいでしたが、オッサンが美女と思っていい気になっていると、実は性転換手術途中であることもありますのでご注意ください。しかし、外国人がどうみても子供としか思えない男の子や女の子を相手にしているのを見ると心から腹が立ちます。幼児虐待で一度大掛かりに外国人を逮捕しまくったら、タイはもっと健全なイメージで家族で旅行を楽しめる国になると思います。ちなみにニューハーフショーはお子様も大歓迎とのことです。
今現在(2014年)、政治的混乱で大騒ぎのタイですが、尊敬される王様>軍隊>政治家という崩すことのできない図式が完璧に成り立っているので、最終的には王様が登場すれば問題は一気に解決するという不思議な国である所がタイの魅力でもあります。