環境省というお役所があります。英語だとMinistry of the Environmentですから、環境を守り有害物の問題を考え公害を防止する省庁の一つと解釈できます。
環境を守るべき環境省がトンデモさん、特に健康医学関連で問題がある方々を「環境アンバサダー」に任命していることに気がつきドン引きです。
本記事の内容
トンデモさんに汚染される環境省の環境アンバサダー
ひょんなことから環境省の環境アンバサダーなる役職(?)を見てみたら驚きました。
このままでは環境省自体がトンデモに汚染される危機的状況!!と感じてしまいます。
どのようなトンデモさんが環境省にコンタミとして混じり込んでいるかをお伝えしますね。
不妊治療を批判する「誕生学」なるトンデモ医学を推進する大葉ナナコ氏
なぜ大葉ナナコ氏が環境アンバサダーなのか、厚生労働省がこんなニセ医学の伝道者を任命したのか、異物が混入したコンタミとしか考えられせん。
大葉ナナコ氏といえばトンデモ系ニセ医学である「誕生学」の伝導者!!
例えば大葉ナナコ氏が社長である株式会社バースセンス研究所のHP上(https://web.archive.org/web/20090129142738/http://birth-sense.com/profile/history.html)で「趣味は出産、特技は安産」と述べつつ
現在、不妊治療中の方でも、自然に産んでみたいと思っている方は、ぜひチャレンジして欲しい。
と無理難題を不妊治療をしている方に浴びせかけ、自分が自然に妊娠して出産した経験をもとにマウントするような方です。
環境省は自然というワードを使ってさえいれば、環境保全に何らかの貢献をしているとでも判断しているとさえ受け止められてしまいます。
特に気になるのがニセ医学と大葉ナナコ氏の関係です。大葉ナナコ氏はホメオパシーを人生のパートナーとさえ呼んでいます。
4番目の子どもの産後、1998年にホメオパシーに出会いました。 10代から化学薬品を遠ざけてきた私の子育てにとって、まさに福音。
https://web.archive.org/web/20110417013255/http://www.jphma.org/topics/topics_71_message.html#oba
ホメオパシーがいかにいい加減で、下手すりゃ命を奪ってしまう危険なニセ医学であるために医学系学会の総本山である日本医学会は会長談話としてホメオパシーに対して警告を発しています。
ホメオパシーの治療効果は科学的に明確に否定されています。それを「効果がある」と称して治療に使用することは厳に慎むべき行為です。このことを多くの方にぜひご理解いただきたいと思います。
https://jams.med.or.jp/news/013.html
環境省VS厚生労働省・文部科学省といった省庁間の対立はそれなりにあることだとは思うけど、どうみても疑似科学でありニセ医学であるホメオパシー信者を環境省が環境アンバサダーに任命してしまったことは問題視されるべきだと考えます。
大葉ナナコ氏については以前もブログ記事でお伝えしております。
電磁波も飛びまくっている今日この頃。環境省は電磁波の環境問題でも大葉ナナコ氏のアドバイスでも受けるつもりなんでしょうかね。誕生学のトンデモ加減については後日まとめてお伝えする予定です(予定は未定だけどね笑)。
ニセ医学「酵素栄養学」営業の反ワクチン派・室谷真由美氏も環境アンバサダー
環境省がどのような基準で環境アンバサダーを任命したのか、ぜひ野党に追及していただきたいと思います。大葉ナナコ氏のお次は室谷真由美氏です。
室谷真由美氏はヴィーガン給食なるものを推進されていて、それはそれで問題視されることだと考えられる一方でニセ医学の典型である酵素栄養学に毒されたビジネスを展開しています。
海藻や発酵食品も忘れずに摂取してください 。免疫力といえばお味噌汁です 。 毎日お味噌汁を飲むこと 。これだけでも随分変わってきます。 お味噌汁は液体ですから、味噌の吸収率をあげます。そして、味噌は陽性の食品ですから身体を温めてくれます 。
https://tamana-shop.jp/kokoro20200402/
室谷真由美氏にお尋ねしたいと思います。そもそも味噌が水分であることによって体内に吸収されるのでしょうか?味噌が陽性の食品とはどのような根拠を持って述べているのでしょうか?味噌がそのままま体内に入り込んだ場合、人体のどの部分に味噌のどのような成分がたどりつくのでしょうか?
発酵食神話に毒された思考は酵素栄養学というニセ医学の亜流であり、反ワクチン派である室谷真由美氏を環境アンバサダーに任命して環境省は大丈夫なの?ほらね!!
詳細はうさぎますくさんのnote(https://note.com/usagimaskchan/n/n1a21502d9a53)をご参照くださいませ。
これもどーぞ。
ホリスティックビューティ協会の岸紅子氏もかなり変
NPO法人日本ホリスティックビューティ協会なる団体があるそうな。この団体の主旨は「女性の心と体のセルフマネジメントに的を絞った啓蒙団体です」ってことらしいのですが、そもそも医学分野では中国医学やインド医学などの自然療法を取り入れたもの。
西洋医学を真っ向から批判するのではなく、もう少し自然で優しい医療を心がけよう的にホリスティックを取り入れている分には問題はないのですが、
科学的思考を重視し西洋医学を実践する私には全く意味不明の格言(笑)をご自身のオフィシャルブログで披露しています。
環境アドバイザーは自己啓発系セミナーの講師がてんこ盛り!!
このような記事がありました。
キラキラ起業家を目指すセミナーは下手すりゃマルチ商法への入り口であったりする場合が少なくはありません。私と少々バトルをしたこの方は現在は所在が不明になっています。→水素水にまつわる不思議な話、「論文提示して❗」「業務休止しました」なんじゃこりゃ⁉追記あり
某キラキラ起業家に憧れてヘンテコなものに手を出してしい、その起業家さんへ忠誠を尽くすために涙ぐましい金銭的出費を伴う努力ともてなしをしたことをその後耳にしました。
ためになるセミナーももちろんあるはずですが、キラキラ系啓発セミナーを受講する場合はそれなりの調査が必要なんじゃないでしょうか?
しかし、ご自分の箔付のためにお役所に侵入するコンタミとも言える人々はどのような経緯によって環境アンバサダーになったのか非常に気になります。
追記:ヴィーガン給食を行った小学校の校長も環境アンバサダーなんだよなあ・・・。
環境省はどうかしているとしか思えない。