先日、はちみつ以上に健康に良さそうな花粉荷(ビーポーレン)含有のサプリメントについて調べていたら、「はちみつダイエット」「夜はちみつダイエット」なる記事を見かけした。
はちみつにダイエット効果があるのか?夜にはちみつを食べることでよりダイエット効果があるのか?その辺りについて少々調べてみました。
本記事の内容
スプーン一杯のはちみつで体重が一ヶ月で4.3kgも減少!!??
花の蜜を食べていたらこんなにガリガリに痩せることが可能らしいのですが・・・この件に関しては後ほど述べますね。
はちみつを寝る前に食べるだけでダイエットに成功、それも4.3kgも!!
マイナスってマイナスですよね、マイナス×マイナスはプラスになるんで「−4.3kg減!」って+4.3kg増加じゃん、と思いつつ「夜はちみつダイエット」の記事を読み進みながらそのダイエット効果を医学的に解説しています。
夜はちみつダイエットで4.3kgもダイエットできた症例があることを証言しつつ、このダイエット記事の監修をした医師は次のように語っています。
就寝30分〜1時間前に大さじ1杯のはちみつを摂る、小麦を使った料理は控えるなどのルールに沿って行うことで、効果はあらわれ、少しずつ体重が落ちていきます。
なーんだ、夜にスプーン一杯のはちみつを食べるだけで体重が一ヶ月で4.3kgも減少するわけではなく、糖質制限によるダイエットを行う上でより効果的に体重を減少させるブースター的な役目をはちみつはするのかもしれません。
はちみつは「食べる美容液」なのです!!
「夜はちみつダイエット」の秘術について述べる前にはちみつのメリットとして、はちみつは食べる美容液と呼ばれることもあるそうです。
はちみつは美しさを維持するための栄養素がたくさん含まれていることから、『食べる美容液』と呼ばれることもあります。
はちみつの強い抗酸化力で活性酸素を抑えることによってカラダの酸化を防ぐことにより老化を遅らせることができる、と医師は述べています・・・抗酸化力で老化を防げば「食べる美容液」つまり美しくなることが出来るのかな?老化って美しさを失うことなんだろうか?なんて疑問をこの医師は抱かなかったようです。
はちみつは腸内細菌を整える効果がある
この記事を監修した医師によれば、はちみつはインドの伝統医学「アーユルヴェーダ」では下痢や便秘の治療として使われているとのこと。
腸内細菌を整えれば一ヶ月で体重が4.3kgもダイエットできるんですね。はちみつを夜にスプーン一杯食べたために猛烈な便意に翌朝襲われて体重減少につながるのかと思ったのに、どうも夜はちみつダイエットの機序はそうでは無いことがこの記事から知ることができました。
LINEニュースで見かけた前掲の夜はちみつダイエット記事はここで終わっちゃうんですけど、夜はちみつダイエットの「外部リンク」と記載されている「夜はちみつダイエットのやり方、蜂蜜の選び方」を読み込んでみますね。
医師が考案した「夜はちみつダイエット」で体重が1ヶ月で5.4kg減少!!
先程の「1か月で-4.3kg減!『夜はちみつダイエット』とは?」に続き同じ医師が登場する別のウェブサイトの「ルールはたった2つ。医師考案の『夜はちみつ』で痩せる理由」を読むことで、ついに「夜はちみつダイエット」の秘法が解明されると考えワクワクしながら2つのルールをご紹介します。
このウェブサイトはMYLOHASとなっています、マイロハスとは以前私のブログ記事がきっかけとなって問題が生じたような記憶があるけど、忘却の彼方、としておきましょう(笑)。
夜はちみつダイエットを成功させるためのルール、つまりポイントは以下のようになっています。
その1:いつもの夕食の糖質の質にこだわり、減らす。
その2:寝る前30分〜1時間前に、大さじ1杯のはちみつを摂る。そして寝る。
https://www.mylohas.net/2019/04/189216book_honey.html
えーっとえとえと、夕食を糖質制限ダイエットしつつ量を減らすだけじゃなくて、ダイエットに対するブースター的な役割として夜寝る前にはちみつをスプーン一杯食べることが、「夜はちみつダイエット」の肝なんですね。
秘術「夜はちみつダイエット」の奥義を監修した医師は惜しげもなく公開しています。
先生は、はちみつを摂ることで「寝ている間に、どんどん脂肪を燃焼してくれる」と言います。
あの〜、この記事を監修したお医者さん、はちみつは寝ている間じゃないと脂肪を燃焼させてくれないのでしょうか?はちみつが脂肪を燃焼させる機序および可能な限りなんらかの医学論文をご教示いただけると、今後の日常の診療に役立てたいと存じます。
余計なことだとは思いつつ、「Effect of honey versus sucrose on appetite, appetite-regulating hormones, and postmeal thermogenesis」(PMID: 21504975)の解説などを監修した医師にの方にお願いしたい気分になってしまいました。
この論文でははちみつとショ糖(お砂糖の主成分)を肥満した女性に食べてもらい、体重の増減を観察した医学論文です。残念ながらインスリン反応・空腹感に差は無いとの結果になっています。
ついでにこの医学論文の解説もお願いできないでしょうか?「Effect of long-term feeding of the Obudu natural honey and table sugar-sweetened diets on obesity and pro-inflammatory biomarkers in rats」(PMID: 32153977)はラットを使った実験であり、ヒトにそのまま適応できないことは重々承知の上です。
はちみつを与えたラットが有意差をもって砂糖を与えられたラットより体重が減少しなかった、との結論になっています。
「夜に」「スプーン一杯」という点が実は魔法のような効果を発揮する「夜はちみつダイエット」のポイントなんでしょうね。だってMY LOHASでは、夜はちみつダイエットで、4週間で5.4kg減った人もいると監修した医師は述べていますから。
※監修した医師はなんと夜はちみつダイエットでご自身も25kgの減量に成功したそーです、もともとどれだけ太っていたんだ
はちみつを食べてガリガリのお姿を公開したお嬢ちゃんのその後
きれいになりたいという動機なのか、痩せたいことが目的だったのか「私の美しさの秘密ははちみつよ!」っていい出しそうな中国のガリガリのお嬢ちゃんのその後が気になります。
いくつかのウェブ媒体によればこのガリガリのお嬢ちゃんは15歳で体重は20kgとちょっとやばい領域に入り込んでいる中国の方です。このガリッガリの体型を保つ秘訣は「花の蜜」、私ははちみつと同じじゃんと解釈しているけどね。
しかし、この人間離れしたスタイルの秘訣は画像加工技術のおかげだと考えて間違いありません。
花の蜜を食べる少女の実態はこれですから(笑)
はちみつでダイエット、夜はちみつダイエットもこの中国のガリガリの女性のようにモッた感が強く感じてしまうのは私だけなんでしょうか?