今年も2月に入ると気象庁の花粉情報がネット上に掲載されだします。ご存知のように春の花粉症の原因の杉は前年の夏頃の気象状況によって大量に花粉を生み出すかが予想されます。昨年の思い出すのも嫌になるほどの猛暑でしたので、スクスクと杉が育つかと思われましたが、あまりの暑さに杉もダウン気味で一部のスギは「枝枯れ」と呼ばれる現象が見られていました。そのため本年の花粉の飛散状況は昨年並みまたは昨年以下であると予想されています。
やってきました花粉症の季節が
今となっては春の花粉症は恒例行事?化していますが、私の子供のころは「花粉症」なんて病気あんまり聞いた事なかったのですが、皆さんは(特にオッサン)どうでしたか?実は花粉自体が年々多くなっているらしいのです。
私の稚拙な知識ですと、戦後の材木不足を補う為に米国の指導のもとに、短期間ですくすく育ち建築材料として使い易いスギをバンバカ植林した為に、日本の山林はスギで埋め尽くされるようになったと解釈しています。
花粉症が他の病気と違う点
自分が将来どんな病気になるかといった不安を抱えている人も多いと思います。なかには遺伝子検査をして自分がどんな病気を発症する可能性のある遺伝子をもっているか、調べた事もあるのではないでしょうか(ネットの広告にも最近登場しますよね)。スギの花粉症はスギの花粉が飛ばない限り症状はでない、ということはスギの花粉によってのみ症状が引き起こされますね、当然ですが。
となると、スギの花粉が飛散する時期になると自分は「スギ花粉によるアレルギー性鼻炎およびアレルギー性結膜炎」が発症すると確実に予想することが出来る訳です。今年猛威を振るったインフルエンザも流行する時期は分かっているのですから、予防接種と手洗い等でかなり罹患を防ぐ事が可能です。インフルエンザとの違いとしては「あらかじめ薬を飲んでいることによって症状がでることを防げる」ということが花粉症には言えます。つまりどんな病気より事前の予防策が立て易い疾患とも言える訳ですね。
花粉症の経済的損失は年間1.2兆円❗
花粉症が厄介なのは病気でも睡眠不足などにより生活の質が落ちますし、鼻水ズルズル、涙ボロボロでは仕事上の生産性にも悪影響がでてしまいます。ある試算によるとこの季節に日本における経済的損失は1.2兆円というものまであります。花粉症によって医療機関が大もうけする、という図式はこの損失に(医療機関にとってはもうけ)含まれています(笑)。経済損失を少なくして、医療機関に大儲けをさせない為にも予防するという工夫が必要となってきます❗
ついに登場!花粉症の民間治療法??
まず医療機関的に春になると定期的に来院してくれる「花粉症の顧客?」をなくす方法が実はあります。減感作療法と呼ばれる方法で、スギ花粉のエキスを少しずつ体内に吸収させることによって、花粉による過敏な反応が起きなくするという「体質改善」的な方法です。しかし週一回の注射を年単位で継続しなくてはいけませんので、患者さんの時間と経済的損失(医療サイドのも儲け)はかなりの負担になってきてしまいます。このエキスを液体状にしてご自宅で口の中に垂らす舌下免疫療法という治療法があり、保険診療の対象になっているのにあまり普及しないのは、医療機関の陰謀かもしれませんね(笑)。
そうなると民間療法の登場に期待したい所です。ゴーグルで結膜に付着する花粉を防御するのもかなり有効な予防策だと思われます。
医療機関でもゴーグルで防御することは勧めますが、実生活上かなり不便になってしまいます。マスクも非常に効果が高いのですが、マスクとゴーグルを組み合わせるとゴーグルは曇るし組み合わせ上さらに日常生活を邪魔してしまいます。
となると民間療法!でもサプリとかは医療機関と同様にお金儲けの香りがプンプンしますので、「おばあちゃんの知恵」的なものが非常に好感度高し、ですよね。ということで色々の資料を漁ったのですが、有効で面白いものが発見できました。さらに厚生労働省は「花粉症の民間医療について」という警告を公表していました(上記の図は厚生労働省調べです)。
よくよく考えてみると最初に書いたように昔は「花粉症」なんてあまり聞かない病気でしたので、伝統的な「花粉症対策byおばあちゃんの知恵」なんてあるわけないのでした。
追記 その後おばあちゃんの知恵的な花粉症対策を調べてみました。結果はやっぱり⋯。