本田圭佑選手の目が変に見える為に、「レーシックの失敗じゃないの」なんて話が世の中に出回っていましたが、それは間違いであるとブログ「ミランの本田は目を美容整形したのか, それともレーシックの失敗か?」で私の見解(専門家じゃないけど、体験者)を述べさせていただきました。
一方で「本田圭佑美容整形疑惑」というのもありましたが、この問題については明確な回答を出すことができませんでした。
レーシック失敗説は間違い
熱心な読者の方から「眼瞼下垂の治療をしたんじゃないか?」とのご指摘がありました⋯確かにあり得る!と思い今回はこれを題材にして考察をしてみます。
厳密な意味での眼瞼下垂の治療なら美容整形ではないよ!
眼瞼下垂と呼ばれる症状があります。英語ではblepharoptosis又はptosis palpebraeと呼び、こんな症状になります。
この症例は両目ですが、片側だけに症状がでる場合もあります。原因としては先天的なものもありますが、本田選手の場合は明らかに後天的なものであり原因としては三つ考えられます。
・目をとりまく筋肉の病気
・加齢 ・コンタクトレンズの使用
本田選手の場合は「コンタクトレンズ使用による眼瞼下垂」が原因として一番考えられます。眼瞼下垂の症状はスポーツマンにとっては明らかに不利ですので、本田圭佑選手が眼瞼下垂だったとすると、その影響はかなり深刻なものになってきます。垂れ下がった上まぶたによって視野が妨げられてしまいます。
黒目でものを見ていますので、視野の上部が見えなくなってしまうのです。この病気の為に、テレビを見る時にテープで上瞼を引っ張り上げている、なんて面倒なことをしている方もいます。本田選手がテープを使用してサッカーをする訳にもいきませんので(笑)、もしも眼瞼下垂であったのなら治療として「眼瞼下垂の手術」を選択することはベストな選択といえます。この手術は美容整形の範疇なのか?という疑問が次に出てきます。
http://trend-g-news.com/723/よりお借りしました
美容外科でも眼科でも可能な眼瞼下垂の手術
目の周囲の病気ですので、当然眼科の守備範囲だと考えがちですが、美容外科でもこの治療は行なっています。両者では考え方が少し違って
- 眼科は視野が確保できればOK
- 美容外科は視野の確保と見た目の仕上がりも重視
となっていて、大病院の眼科だと「視野が確保できたので、見た目は気にしないでね!」とホームページに明記してあるところがあるくらいです。
しかし、美容の場合は見た目もかなり重視しますので、詳しくは「眼瞼下垂手術 眼科と美容外科の治療の違い」と題してブログに書いてありますので、お時間のある方はご覧ください。この眼瞼下垂の治療は前都知事の猪瀬直樹氏も行なったことは明らかですし、韓国の大統領も行なっています。
基本的には美容整形というよりは眼瞼下垂という症状を治す為の治療ですので、単純に病気を治した⋯つまり美容目的ではない、と言えます。でも、ACミランはシャレ男イタリアのチームであり、実質的なオーナーであるベルルスコーニ元首相も明らかに眼瞼下垂というよりは美容目的で手術を行なっていることが知られています。
本田圭佑美容整形疑惑の結論
本田圭佑選手が眼瞼下垂に悩ませられていて、多くのファンに素晴らしいプレーを披露するために手術を選択したことを非難される筋合いはないと思います。万が一、少し洒落っ気を出して美容的な観点をプラスして治療したとしても、日本人の素晴らしさをアピールするためには何の問題もないんじゃないでしょうか?
こんな高評価されているのは「眼瞼下垂手術」の為かは不明です。