「寝る子は育つ」と昔から言われてきましたが、実は「眠らない子は太る」と以前ブログで書きました。
確かに起きている時間が長ければお腹が空くでしょうからおやつを食べたり軽食をつまんだり、炭酸飲料のがぶ飲みなどが肥満を引き起こす可能性があります。
肥満と睡眠の関係がわかってきました
今回、European Congress on Obesity(欧州肥満会議とでも訳すのでしょうか?)が昨年の5月に開催され「肥満と睡眠」の関係に対する発表がありました。AFPのニュースで報道されていましたが、今回の発表は以前研究されていたものの発展系と思われます。元となる論文と思われるものを見つけましたので、内容を検討してみました。
肥満と糖尿病の関連性を、睡眠不足は内分泌系に悪影響をあたえるを可能性がある??
題名はEffects of poor and short sleep on glucose metabolism and obesity risk.(Nat Rev Endocrinol. 2009 May;5 (5) :253-6)で今回European Congress on Obesityで発表したKarine Spiegel氏が主筆となっています。
結果としてはそうかもしれませんが⋯
肥満と糖尿病の関連性を、睡眠不足は内分泌系に悪影響をあたえるを可能性があるとしています。現代人は睡眠不足になりがちなので糖尿病も増えている傾向になっているのかもしれません。
睡眠時間は血糖値と関連があると読み取ってください。
今回、肥満会議?で発表した内容は、睡眠不足によってカロリー摂取が350-500キロカロリー増えるというものでした。発表内容の詳細はまだ論文にはなっていないようですので、5月11日 AFPの報道内容を参考にさせて頂きました。この結果は若者に特に当てはまるそうです。
解決方法としては睡眠を長くとるように促すことによって、若者の肥満を防ぐことができるということです。
ペンシルぺニア大学のJonathan A. Mitchell, Daniel Rodriguez, Kathryn H. Schmitz and Janet Audrain-McGoverらによる研究によっても睡眠時間の短さは若者の肥満を助長しているとの結果が導かれています。
ホルモンの分泌と関連はあることは分かっています
ホルモン分泌に対する睡眠の重要性は40年以上前から知られていました。
その当時はネットもスマホも存在していませんので、現代の若者の日常生活は想像することさえできなかった時代です。コンビニも日本ではほとんど普及していませんでした。深夜のテレビを若年層が視聴することも考えられなかったと思います。
ご自分の周りの若者の夜の行動を見渡してみてください。夜遅くまで何をしているかと良く観察してみるとスマホをいじりながらコンビニに食べもの、飲み物を買いに行き、自分の部屋でジャンクフードバリバリ食べながらスマホ片手に夜のTVを見ている姿が目に入ってくると思われます。
友達と一緒だと楽しいですね。はしゃぐのであまり肥満にならないか?
起きている時間が長いから、4食目を食べるから太るという単純な事のような気がするのは私だけでしょうか?