カネボウ化粧品被害の白斑を完治させる治療法の確立を目指しています⋯協力してくださる方を探しています 

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医薬部外品有効成分ロドデノールの主成分は4- (4-ヒドロキシフェニル) -2-ブタノールと公表されています。現時点は因果関係はハッキリしないといっていますが、7月23日までに「3箇所以上の白斑」「5cm以上の白斑」「顔に明らかな白斑」のいずれかの症状が出た方が2,250名とされています。

ロドデノールの健康被害

今回トラブルを起こした「まだら美白商品」と認定された「ブランシール スペリア」は知花くらら、他のブランド名(トワニー、インプレス、アクアリーフなど)でも樋口可南子、小林聡美、藤原紀香、永作博美、松雪泰子、瀬戸朝香、北川景子、黒木メイサと人気女優が各年代層に合わせてズラリならんでCM出演していました。このメンツを並べるだけでもカネボウがこの商品へ力の入れ具合がうかがえると思います。

「美白」は美容医療でも人気の施術となっています。レーザー等のほかに薬品を使用する場合もあります。今回のトラブルを起こした原因成分の可能性が高い、ロドデノールの作用機序は私たちが、美容医療で通常使用している「ハイドロキノン」と同じものと考えられます。白斑治療は難しいものとされておりますが、当院は美容皮膚科を標榜しており今までにも漂白剤系の医療品等による白斑が起きてしまった場合に、積極的に治療を行ってきました。

不安を感じている方はそれ以上の数に上ることは当然、予想されることです。

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私たち美容医療に携わる者の存在意義

当院は鼻を高くしたり、二重瞼にしたりする整形治療は殆ど行っておりません。

当院が集中的に研究し患者さんに貢献してきたことは再建手術であり、修正手術です。つまり、他院で満足な治療を受けられなかった、健康被害を受けた方に全力を投じてきました。

もちろん、今までも他の薬剤による「白斑症状」の治療も数多く診療・治療してきました。

当院の修正治療は京都大学の形成外科で研鑽を積んだ美容部長の松下医師、海外の新しい治療情報をいち早く提案するマグラス医師(女医)、海外の文献の収集して臨床に反映するのが院長である私、そしてこれらの治療法の安全性・効果を判定あるいは否定の判定を下す場合もあるのが美容系の医師ではなく、発がんのメカニズムの基礎研究を長年おこなっている東大の永田医師という体制で行っています。

さらに皮膚科専門医二名、他科専門医3名の総勢8名の医師の意見・情報をもとにミーティングを重ねて治療法に反映させています。

こんなに多くの健康被害を救済できないなら美容皮膚科医の存在価値は無いに等しい

当院の患者さんでもこのロドデノールが含まれて、化粧品使用して軽度の白斑が生じた方がいらっしゃいます。もちろん治療方法を数案考察しておりましたので、来週から治療に入る予定です。

治療方法ですが何種類かあるのですが、未熟な経験の少ない医師が思いつきで行ってしまいますと、さらに被害が広がる危険性がありますので当院で行う治療法はここでは明記いたしません。

しろなまずと呼ばれていた白斑

今回の被害の症状は「尋常性白斑」に近いものと思われますが、この尋常性白斑は以前は「シロナマズ」なんて嫌な名前でよばれていました。原因は不明と考えられており、治療は非常に難しいものとなっています。現在でも決定打は見つかっていません。しかし、方法は全くないわけではありません。保険診療で承認されている治療法に限界があるのです。保険外の治療としては完治を目指せる方法が無いわけではありません。

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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8B%E5%B8%B8%E6%80%A7%E7%99%BD%E6%96%91

しかし、通常の保険治療で治すことのできない症状を、保険外の治療で直すのが自由診療である美容皮膚科の領域です。私たちは開業して16年経ちますが、保険診療で症状を改善できない方がいらっしゃることを考えにいれて美容皮膚科部門を開設しているのです。

鼻を高くしたり、二重瞼にしたり、豊胸手術をすることは他の美容専門のそれこそチェーンクリニックでも行えるのです。

今回、顔に被害を受けた患者さんのインタビューを見ました。患者さんがカネボウ側に怒りを感じるより、悲しみの方が強く感じられました。当たり前です。毎日、ご自分の顔を見て、どうすれば治すことができるのか?ということを悩み続けているのですから。

当院ができること

マスコミに出回っている写真は手の甲のものを多く見かけます。しかし、美白化粧品という商品の性質上、顔に被害を受けた方のほうが多いことが予想されます。

今までの当院の治療実績から申しますと、実は顔のトラブルの方が早めに治療効果がでることが多いのです。皆さん治療は最初は顔は怖いから手の甲からとおっしゃる傾向がありますが、実際は顔の方が新陳代謝が早いこと、皮膚が薄めであることにより効果が表れやすく、改善するまでの時間も短いのです

治療を極めたいのです ぜひご協力ください

当院レベルの治療技術・治療情報・治療実績をお持ちの医療機関はそれほど多くないと思います。さらに被害が拡大されることが予想されますので今回、被害を受けて呆然とされている方にたいして何ができるかと、職員一同で相談をしました。

そこで代表的な被害部分である顔・手の甲等ににカネボウが主張している「3箇所以上の白斑」「5cm以上の白斑」「顔に明らかな白斑」の症状がある方に対して、今回の被害のに対する当院の治療法が安全で効果が確実なものと証明させるために、ご協力いただける方には無料で治療をさせていただきます。

その為には少し条件を付けさせてください。
当院は今回の健康被害は適正な治療を行えば白斑が完治できるということを多くの被害を受けた方に知っていただき、早期に元の生活に戻っていただくことが目的です。白斑が早期に治療できる治療法を多くの方に体験していただき完治すれば、「白斑完治の治療法」として確立させて、地方の医師にも治療法を公開すれば当院に通院不可能な方も救うことができます。つまり当院で行った白斑完治の治療法を他のクリニックでも利用できるようにしたいのです。

条件:当院に複数回通院できる、他の患者さんへの情報提供の為に写真の公表を了解してくれる、上記の条件をご了解いただける方はHPの問い合わせメールより、お申込みください。または電話でも構いません。0120-70-5929までご連絡ください。

出来る限り多くの方を治療したいのですが、とにかく可能な限り医師の勤務時間を無視してでも対応させていただきます。

著者プロフィール

桑満おさむ(医師)


このブログ記事を書いた医師:桑満おさむ(Osamu Kuwamitsu, M.D.)

1986年横浜市立大学医学部卒業後、同大医学部病院泌尿器科勤務を経て、1997年に東京都目黒区に五本木クリニックを開院。

医学情報を、難解な医学論文をエビデンスとしつつも誰にでもわかるようにやさしく紹介していきます。

桑満おさむ医師のプロフィール詳細

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