お隣韓国が大統領の不明朗な交際に端を発した一連のスキャンダルで大変な事態になっていますよね。こんな感じで⋯。
スッゲー数の人が集まって大統領の退陣を求めています。これを国民性と簡単と考えて良いのでしょうか?
本記事の内容
韓国大統領退陣を求める100万人規模のデモは気候の変化によるもの??
実は地域の気候によって、あるいは気温温暖化によって人は攻撃的になり、また集団的に過激になる、との説を唱える論文があります。果たしてこの論文が正しいのか、あるいは韓国には個別の理由があるのか考えてみます。なお、政治学者、気候学者、人類学者などの専門家のツッコミは基本禁止とさせて頂きます(笑)。
地域の気温によって「キレやすい攻撃的な」国民性が作られる⁉
オランダの学者が気候によって、国民の性格が左右されるか、との疑問(なんとはなしにポリ・コレ臭がありますけど)を持って研究をしました。「Aggression and Violence Around the World: A Model of CLimate, Aggression, and Self-control in Humans (https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27210865) .」(Behav Brain Sci. 2016 May 23:1-63.)。
この「CLASH」というのはCLimate(気候)・Aggression(攻撃性)・Self control in Human(自制心)の頭文字を取ったものです(この時点でこの論文を書いた方の性格というか、傾向がうかがえますねw) 。
その結果、気温の高い地域の人ほど攻撃性が強く、自制心が弱い、となりました。あれっ、韓国って結構寒い国のイメージあったんですけど⋯。
どう見ても暑い地域とはよべないと考えます。どうもオランダの学者さんの「CLASH」と違っていますよね~。
気候温暖化によって人間は攻撃的になる⁉
平均気温が2度上昇すると、集団暴力が50パーセントも増加する、って文献があります。
「Quantifying the Influence of Climate on Human Conflict」(DOI: 10.1126/science.1235367)⋯これ「サイエンス」に掲載されているんです❗これはカルフォルニア大学とプリンストン大学の研究者が60本の論文から集めた45のデータを解析しています。
その結果、気温が上昇したり、大雨が降ったりの気候に変化があると、個人的な暴力は4パーセント増加して、集団的な暴力的な行為はなんと14パーセント増加するという驚きの結果を導いています。
「Science」誌に発表されたこの研究は、経済学、心理学、気候学、考古学、政治学など、幅広い学術分野の定量的研究60件から集めた45のデータセットを解析したもの。カリフォルニア大学バークレー校とプリンストン大学の研究チームが新しい統計モデルを用いてデータを再評価したところ、気候は人間の社会的および個人的行動に「有意な」影響を及ぼすことが明らかになった。
このグラフ、観察期間が短いですが、滅茶苦茶気温が上がったり、大雨が続いた気配は感じられませんよね。どうも、研究結果では今回の騒動は説明できないようです。
韓国の大規模デモが世界的な研究データと一致していない理由
地域の気候と暴力性の関連、気温温暖化と攻撃性の関連、この2つの論文は多分、アフリカ等で発生している混乱を解明する目的で研究されたと大いに予想します。アジア地域で「激しい」「攻撃的」とされる韓国は全く今回取り上げた論文の理論と一致していません。
韓国で起こっている、今回の大規模デモは世界的な研究者(?)の説でも解明できない、医学界で使われる異常値として考えてもいいのでしょうか?言い訳として人のせいにする傾向がある、と言われている隣国。
「こんな事になったのは地球温暖化のせいだ❗気温のせいだ❗」とは言えないので「大統領のせいだ❗」ってことなんでしょうね。こりゃ予想通りだw