亀田三兄弟の妹・亀田姫月が整形した、という噂を検証しました

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お騒がせ、でも強い亀田三兄弟はなにかと話題を振りまいてくれます。独特な感性を持つ父親に育てられて、毀誉褒貶が激しい男三兄弟に妹ちゃんがいる、って今回の騒ぎで初めて知りました。

亀田三兄弟の妹の姫月の顔の変化に対する反響

妹の名前は亀田姫月(父親の独特な感性が光ります),15歳のタレントらしいです。

「ひめき」という名前からどうしても名前に「き」を入れたかった父親の考えが伝わってきます。この姫月さんの顔が急に美人になったためにネット上で美容整形を受けたんじゃない、という話が飛び交っています。

【画像】亀田三兄弟の妹・姫月の顔が激変したと話題に_-_ライブドアニュース

姫月さんのオフィシャルブログではこんな感じの可愛らしい写真が掲載されています。でも以前はこんな感じだったようで

亀田三兄弟の妹・姫月の顔が激変したと話題に_-_ライブドアニュース
ライブドアニュースより

お兄ちゃんの後ろでピースマークで笑顔で写っている顔と比較すると、明らかに美人さんになっています。

ちょっと綺麗になると、すぐ美容整形疑惑が噴出する、ってのも考えもの

中学生の低学年と高学年を比較すると、女子の場合、体の変化も大きく医学的にも発達段階です。オシャレへの興味が強くなることは女子を子供としてもった経験のある親なら誰でも経験しているんじゃないでしょうか?

まずパーツを検討してみます。亀田家は「ひとえ瞼」が家族に共通している特徴です。お兄ちゃんの後ろに写っている亀田姫月ちゃんの瞼は写真で見る限りは「ひとえ瞼」です。最近キレイになったと言われる写真も右目はなんとはなしに「二重まぶた」に見えますが、上眼瞼全体に溝はできていませんので、アイプチを使用した可能性が大きいと思われます。切らないで簡単に二重まぶたにする方法として「埋没法」がありますが、この写真のような埋没法で二重にしたとなると、普通はクレームの対象になります。

左目は明らかにつけまつげ、まつげのエクステを使用しています。非常に長めのエクステ等を使用しているためと濃く太いアイライナーによって二重なのか一重なのかは判定不可能ですが、片方を二重まぶたにしてもう一方をそのまま、ってことは考え難いです。

他の写真を探して比較検討したところ、これは明らかにアイプチ使用ですね。

亀田兄弟の末っ子・亀田姫月の顔が別人レベルに変わったと話題___整形疑惑も___NMB48、AKB48入りを諦めた_____今日の最新芸能ゴシップニュースサイト–芸トピ
亀田兄弟の末っ子・亀田姫月の顔が別人レベルにより

このサイトでは「整形疑惑も」と書いてありますが、それはあまりにも女性の化粧による変化に疎い人か単に可愛くなる女性の努力に対して好意を持たない人の歪んだ感情だと思います。アイプチをして、カラコンをして、まつげを長くした、年頃の女の子と捉えてあげるべきです。とかく女性目線が足りない、と批判されがちな私でさえ15歳の乙女心は十分に理解できます。

目の周囲以外の変化はほとんどありません

亀田姫月ちゃんの目の周囲に変化に気づいた、女性の心を知らないオッサンが「美容整形したんじゃない」的に騒いでいるネットの話と解釈して間違いありません。

結論 亀田姫月は美容整形はしていません

美容治療でシワがなくなった、頬のたるみ・ほうれい線が無くなった、っていうのはメイクではカバーできませんので、美容整形・美容皮膚科のプロとしてはすぐに判別可能です。また、特殊メイクじゃない限り鼻の形を変えることはできませんので、美容整形したのか、しなかったのかは鼻にいれたプロテーゼの形状で判定することができます。亀田三兄弟の妹の鼻の形はお兄ちゃんたちはボクシングで当然潰れていますけど、整形疑惑が持ち上がる前の写真と美容整形疑惑後の写真を比べても変化のない少々横に広がった、決して鼻筋が通ったものではありませんので、プロテーゼやヒアルロン酸によって整形してはいないと判定できます。

唇もヒアルロン酸でふっくらさせる方法がアンジェリーナ・ジョリーに憧れる女性に流行したことがありますけど、亀田姫月さんの場合は単に表情で変化が見られるだけですので全く手を入れた気配がありません。

15歳という年齢を考えるとフェイスラインが崩れてくる、ってこともありませんので、スッキリした顔まわりに見えるのは、撮影した角度であると断言できます。

あまり若いうちに整形をするのはお勧めしません❗

当院は切る美容整形から、切らないでほうれい線やフェイスラインの改善する方法を得意としてます。また、複数のレーザーを使用してシミや肝斑を治療しているのですが、対象はあくまで「エイジングケア」であり、姿形を極端に変化させる美容整形はお勧めしておりません。

お子さんで先天的に容貌にハンディキャップがある方、例えば「小耳症」や顔の片面をおおう「太田母斑」などの治療は大学病院クラスを麻酔の関係からご紹介させていただいています。特に思春期の方は自分の容貌が気になって気になって美容整形をすればすべての悩みが解決する、と早合点してはいけません。

顔の変化は通常25歳くらいまで続きますので、今は気に入らない容貌であっても、あと数年すれば素晴らしい容姿になる可能性もありますし、メイクで魅力的な女性になることも可能なんです。

一つだけ若いうちにしっかり治しておきたいのが、ニキビとニキビ跡です

ニキビに対する保険治療で許させている治療は極々限られていて、レーザーやケミカルピーリングを併用すれば、早くキレイになれるんですが、混合診療は禁じられていますので、どうしても自由診療となってしまい治療費が高額になります。にきびをひどい状態で放置しておくとニキビ跡になってしまい、これに対する保険治療自体が存在しません。にきび跡になってしまった場合の治療は非常に高額になりますので、親御さんはお子さんが「二重にしたい」とか「鼻を治したい」なんて希望を申し出たら「それは大人になって自分で考えてからにしなさい」というべきですが、「にきびをしっかり治したい」という希望の場合はしっかりと話を聞いてあげてください。

著者プロフィール

桑満おさむ(医師)


このブログ記事を書いた医師:桑満おさむ(Osamu Kuwamitsu, M.D.)

1986年横浜市立大学医学部卒業後、同大医学部病院泌尿器科勤務を経て、1997年に東京都目黒区に五本木クリニックを開院。

医学情報を、難解な医学論文をエビデンスとしつつも誰にでもわかるようにやさしく紹介していきます。

桑満おさむ医師のプロフィール詳細

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