世界中の肥満の調査をまとめた結果から男性の36.9%、女性の38.0%が肥満または過体重ということが判明しました。
中国の人口数の例えで、4人家族だったら1人は中国人なんていいますが、デブは三人家族でも1人はいることになります。
本記事の内容
全世界で増える肥満は特に女性に多い傾向が
Grobal Burden of Diseaseという世界188カ国のデータを解析したものが元のネタです。
先進国も開発途上国でも肥満は増えている
この研究論文は「Global, regional, and national prevalence of overweight and obesity in children and adults during 1980-2013: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2013.」というタイトルでランセットに掲載されています(Lancet. 2014 May 28. pii: S0140-6736 (14) 60460-8. doi: 10.1016/S0140-6736 (14) 60460-8.)。
研究者は1980年から2013年までに書かれた188カ国の論文、1769本を男女別、年齢別に別けて解析しまいした。BMI25以上を過体重、BMI30以上を肥満として子供から成人に至まで詳細に検討したところ世界中で過体重、肥満とされた人は2013年では21億人❗もいたんです。
1980年のデータだと8億6000万人ですから、何と25%増!
男女における肥満の増加傾向は
肥満問題は男女に差別をしないようで、1980年から2013年を比較すると男性は28.8%から36.9%に増加という結果になっていましたが、女性は29.8%から38.0%に増加と男性と同じように年々体重が増加⋯つまり、デブになる傾向が判明しました。
もう一度繰り返します、先進国でも開発途上国でも体重は増加していたのです。
デブは男性なら55歳がピーク、女性なら60歳がピーク
未成年者の体重増加傾向は先進国の方が急激に上昇していましたが、開発途上国ではそれほどでもない結果が出ているところに食料不足問題は弱い人、つまり力が無く経済力のない子供達に大きな影響があったと解釈できます。
成人だと男女ともに1980年と2013年を比較すると肥満のピークは男性で55歳,女性で60歳がピークとなっていました。
成人の場合も、食料問題による栄養の点が左右しているようで開発途上国でも先進国でも増加していましたが、そのカーブの勢いは開発途上国の方が低めという結果になっています。
デブな国、ベスト6と気になる日本の肥満率は??
成人の半数以上が肥満である国はトンガ・クウェート・キリバス・ミクロネシア・カタール・サモアですが、人種的な遺伝子上の問題もあるでしょうけど、お金持ちといわれるクウェート・カタールの人って外は暑いので移動は全て車、主婦であっても炊事洗濯はお手伝いさん任せと予想されますので、運動と言うよりは動かないということが大きな問題かもしれませんね。
国によっては太っているほど美人とかお金持ちに思われるところもありますので、そのあたりも検討に値します。
気になる日本ですが、男性の肥満率は4.5%、女性の肥満率は3.3%と近年のダイエットブームの影響が大きいと考えています。過体重ほど長生きってデータも報告されだしていますので、瘦せていることが健康とは言えません。
しかし、さすがにBMIが30以上ですと健康に問題ないという論文はでていませんので、ご自分で「ヤバい」と思ったら、健康面以外の動機、つまり見た目が気になった是非当院にご相談くださいませ。
私はライポソニックで明らかにお腹の余分な脂肪はなんの運動や食事などの努力無しで簡単に除去できましたした。
本来の結果は3ヶ月必要といわれていますが、2週間程度で違いが明らかにわかるようになります。結果を先取りできるという点がこの治療の良い点ですね。