food faddismの意味は食べ物に対する流行という意味だけでなく、のめり込むという意味が含まれています。誰でもある食べ物に対する好き嫌いとは違ったある一定の食物は体に悪いから一切食べないとか、逆に体にいいのでそればっかり食べるという思考をフードファディズムと言います。アイスはガリガリ君しか食べない、とかチョコはグリコしか食べないとかとは区別してください。ましてやオッサンの「俺はあの店の寿司しかくわねぇ」なんて言葉は無視です。
砂糖はなぜ嫌われたのか?
フードファディズムにおいて悪役とされた食品は
- 砂糖
- 炭酸飲料
- 味の素などのうまみ調味料
- 牛乳
- 米
- 肉
- 遺伝子組み換え作物
などが挙げられています。
熱狂的な支持者からは血祭りにあげられています。
最近あまりアルコールを飲まなくなったせいか、甘いものそれこそ和菓子からケーキまで大好きになってきている私です。ほとんど毎日ケーキ類は一個は食べています。でも少なくとも血糖値と体重に異変はおきていません。
砂糖は今までどの様な批判を受けてきたのでしょうか?
- 太りやすい
- ビタミンを壊す
- 甘さに依存性がある
- 糖尿病の原因である
などなど、一時期は切れやすい子供の原因とまでされた時代もありました。
かなり悪口批判をその時どきで浴びてきたようです
砂糖をかばってみるデータを
実は日本人が摂取する砂糖の量は年々減少しているのです。
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また、炭水化物の摂取量も減っています。でも肥満は増加しています。
でも、砂糖がいじめられた原因である糖尿病の患者さんは何故か増加傾向にあります。
なぜなのでしょうか?
砂糖の種類
白砂糖より黒砂糖の方が体にいいという人もいます。その理由はなんでしょうか?砂糖はサトウキビを絞った液体を原料とします。その色は少し茶色がかっています。実は不純物が混じっている為に茶色いのです。不純物を取り除いて行って最終的に白い砂糖になるのですが、その過程の途中で抽出した液体を濃縮して固めたのが黒砂糖なのです。ですから、黒砂糖と白砂糖とでは成分は殆ど違いがありません。
不純物を取り除いた砂糖は実際上は無色の結晶になります⋯角砂糖が透けているのはそのためです。細かい無色のものが集まると白っぽくなりますよね。透明の氷をかき氷にすると白く見える、それと同じ効果によって白く見えるのが白砂糖です。
砂糖と糖尿病はあまり関係ない?
患者さんに血糖値が高めですよ、とお伝えすると必ずと言っていいほど返ってくる言葉は「あまり甘いものは好きじゃないのに?」そして「甘いものを控えれば改善しますか?」というものです。実は漠然とした表現ですがストレスが血糖値にかなりの影響を与えているのです。
ストレス
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コルチゾルが増加・放出
↓
肝臓のグリコーゲンからブドウ糖が放出
↓
血糖値が上昇
という体の仕組みがあります
さらにストレスが掛かると
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交感神経が興奮
↓
インスリンの分泌が抑制
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血糖を上昇させるグルカゴンが膵臓から放出
↓
交感神経は闘争のホルモンなので、戦うためのエネルギーを生み出す
ストレスは二つの指示系統で血糖値の上昇をもたらすのです
血糖値が上がるような環境なのにカロリーを消費していない
カロリーの摂取量は減っているのに肥満になっていると解釈できます
運動不足と過度なストレスが原因と考えられます
じゃあどうする?
基本的には病気にならないようにするには食べ物であれば、昔から言われているように、色々なものを少しづつ食べましょう!というのが正解の様です。また適度な運動は非常に重要になります。昔はあえて運動をしなくても日常生活の為にエネルギーを消費していたのです。今は殆ど車に代表される機械に人間は運動を変わってもらっているのです。
健康的な食事ピラミッドと呼ばれるものです
今後その他一部の方に目の敵にされている食べ物を科学的にわかりやすく説明して誤解をといていく予定です。