フォトRF(オーロラ)は美容皮膚科の基礎化粧品的治療方法だよ❗

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昔々フォトフェイシャルと言う医療用の光を応用した美肌治療器がありました。

それまではレーザー主体だった美容皮膚科にとってIPL(intense pulsed light インテンスパルスライトと呼ばれる広帯域の波長を使用した治療器) を使ったフォトフェイシャルの登場はシミにもそばかすにもシワにも脱毛にも効果が期待されたために、一気に日本中に広まりました。

今では「光治療」と称してエステでも類似商品が使われているようです。

フォトRF(オーロラ)は美容皮膚科ブームの発端かも?

このIPLが主体のフォトフェイシャルにラジオ波(RF 高周波)を組み合わせた美容医療機器が「フォトRF オーロラ」です。

オーロラ効果

何にでも効果がある医療機器フォトRFオーロラって結局はどっち付かず

五本木クリニックでも販売初期に導入してシミ・そばかす・シワ・脱毛治療に使用していたのですけど⋯何にでも効果がある医療機器フォトRFオーロラって結局はどっち付かずだと判断をしました。

フォトRFオーロラは肌のキメを整える医療機器、美容皮膚科の基礎化粧品的な位置付け

当院では基礎化粧品的な位置付けとしてフォトRFオーロラを使用しています。

どんな感じの治療なのか、動画を作りましたのでご覧いただけると、すごくうれしいです。
オーロラフォト動画https://www.youtube.com/watch?v=5_Bu4-qtAb4

動画は当院美容専門医である松下医師の手作りです。

何でフォトRFオーロラは当院では肌のキメだけに使用しているのか?

これは単純に症状によって、その治療を安全・確実にこなす医療機器に任せるべきと考えたからです。通販とかで何にでも応用できる調理器とか衝動的に買ってしまって、結局のところ包丁をメインに使用して、その調理器は棚の奥ってことよくあると思います、それと同じ理由です。

さらに当院は地域密着型の美容クリニックを目指していました。それなりの評価を受けたことにより、患者さんの知人友人も遠方から来院されるようになり、改装をめっちゃ複数回行なったことにより多種多様な美容医療機器を購入できるようになったことも大きな理由です(リースとローンが家計を圧迫はしておりますが涙)。

当院のフォトRFオーロラの特長はこれね❗

まず肌のキメの定義が必要です。

肌はじっくり観察すると細い線によって網目状になっていて、皮丘と皮溝と医学用語では呼びます。この皮膚表面の模様をキメと呼び、キメが細かい肌はいわゆる美肌と呼ばれ表面の模様が整っている状態を示します。また皮膚には毛穴があります。その毛穴が目立たないことも美肌の基準となり、キメを決めます(シャレじゃないよ)。

以上が当院が考える肌のキメです(漢字では「肌理」って書きます)。キメの細かさ=美肌はスキンケアが適切に行われていることの目安になります。生まれつきの肌の状態もキメを左右しますが、不適切なスキンケア、紫外線の浴びすぎ等でせっかくの肌にダメージを受けてしまっている方が多いのです。そのような方にぜひ一度は経験してもらいたい美容皮膚科治療としてフォトRFオーロラがあります。当院のフォトRFオーロラ治療の特長として

ショット数(光の点滅回数)が、他のクリニックの2倍です

当院のショット数を知った他の美容クリニックが当院を上回るショット数を誇示していたとしてもそれは注意が必要ですよ。というのも

ショット数が少ないと効果は半減、多すぎると火傷や赤身の副作用が出てしまう

長年に渡ってフォトRFオーロラを治療に使用している当院の結論としては一番効果が高く、トラブルが少ないのは350ショットとの結論に至っています。フォトRFオーロラの光を発生させるヘッドと呼ばれる部分はショット数にリミットのある消耗品ですから、当院のフォトRFオーロラの治療費は驚くような安価ではないかもしれません。

※あくまで個人の感想です(笑)

美容外科や美容皮膚科とういうのはどうしても「エビデンスはあるのか❗」って突っこまれやすい科目です。一重まぶたを二重まぶたにする手術のエビデンスがあるのか、って言われても症例写真を見れば効果は一目瞭然。フォトRFオーロラの効果のエビデンスを示せ、って言われても症例写真をお見せすることくらいしかできません(理論的なエビデンスはあります)。となるとサプリとかにありがちなお客様の声をお見せしちゃうことになり、デッカク打ち消し表示

※個人の感想ですを事前に明記しておきます。

その前にフォトRFオーロラ治療で起こりうる、あるいは起こってしまったトラブルを明記しておきます。

1:やけど

2:色素沈着

3:肝斑の悪化

上記3つが副作用というかトラブルで多く起こりがちなものです。

1の場合、フォトRFオーロラはパワーを調整できることにより、複数回治療を行うとパワーをアップした方が効果が出ることを患者さんは感じます。そのために痛みを伴っても「もっとパワーを上げて」とのリクエストにお答えすると火傷の原因になってしまいます。パワーの調整はプロである私たちにお任せください。

2の場合、皮膚の状態は同一人物であっても部分によって差があります。漫然とフォトRFオーロラを顔に照射してしまうと、しみの部分に色素沈着が生じてしまいます。また、不適切なパワーで照射しても色素沈着を引き起こしてしまいます。

3の場合、肝斑(シミって呼んでいる人がいますけど、シミと肝斑は別物)に対してレーザーにしろ、フォトRFオーロラにしろ十分な注意が必要です。この肝斑って非常に美容皮膚科医泣かせなんで、治療をするなら医療機関選びは慎重にしてくださいね。肝斑に対して安易にフォトRFオーロラを照射すると症状が悪化することがあります。焦った担当医はさらなるフォトRFオーロラの治療継続をアドバイスしてしまうと⋯これこそ悲惨なことになってしまいます。

さて、フォトRFオーロラ治療を受けた方の※個人の感想ですをご紹介します。って思ったけど患者さんの声を集めたファイルどっか無くしてしまったあ⋯言い訳:私にはアシスタントがいて書類整理が非常に不得意な私をサポートしてくれていました。そのアシスタントがいま産休&子育て休職中なんです。他の誰かに資料を見つけてもらってから※個人の感想です、を追記しますね。すいませんでした。

著者プロフィール

桑満おさむ(医師)


このブログ記事を書いた医師:桑満おさむ(Osamu Kuwamitsu, M.D.)

1986年横浜市立大学医学部卒業後、同大医学部病院泌尿器科勤務を経て、1997年に東京都目黒区に五本木クリニックを開院。

医学情報を、難解な医学論文をエビデンスとしつつも誰にでもわかるようにやさしく紹介していきます。

桑満おさむ医師のプロフィール詳細

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