アエラって媒体は朝日新聞系だよね?
このデジタル版であるAERA dot.(アエラ ドット)で誰が見てもトンデモさんである食の専門家が取り上げられていました。この食の専門家である南清貴さん(別称フードプロデューサー)は複数回トンデモねたとしてブログに書いてきました。
こんなトンデモ案件を記事にしちゃうアエラ、大丈夫か?
今回のアエラの記事はこのフードプロデューサーである南清貴さんのさらにパワーアップしたお考えを嬉々として記事にしています。
「絶対に電子レンジを使わない」食の専門家が実践する調理法⋯こんな見出しのアエラの記事、大丈夫なんでしょうか?
南清貴さんの記事で理系であろうと文系であろうと高校レベルの常識というか中学レベルの常識で理解できるヘンテコな考えはタンパク質が変性するから絶対に電子レンジを使用しないに凝縮されています。
今回のアエラの記事、さらに缶詰は酸と反応して重金属が溶け出して体に入るのでコーティングされたものを選択するとか、原材料がカタカナのものは避ける(これは他の方のご意見だけど)とか、味覚を壊す黄金トリオ(これまた別の方のご意見)とか、とにかく科学的医学的常識からかけ離れた医学健康関連情報満載なんです。
このトンデモ食関連記事は元は週刊朝日に掲載されたようですが、私の周囲のコンビニでは週刊朝日って売れ行きが良いためか、滅多にお見かけすることのない稀少本となっていますので、ネットで確認できる内容に限定して南清貴さんがどれだけヘンテコなトンデモ医学健康情報を述べているのか、ご紹介します。
南清貴さん関連ブログ
- フードプロデューサーさま、ニセ医学系の健康に関する異説を唱えるなら、せめて1次ソースを調べてからにしてくださいませ
- 食品ジャーナリスト達は「コンビニおでん」いじめが旬のようです。でも根拠は間違いだらけだよ❗
- 専業主婦促進論かよ、幼稚園のお弁当ママの手作り推進派⋯それを煽る自称食の専門家
- 無責任にもほどがある❗「はしか、水ぼうそう、おたふく風邪はかかったほうがいい」とフードプロデューサー
他にも突飛なご意見を開陳されている食の専門家南清貴さんに関するブログを書いたかもしれませんけど、まあこのくらいにしておきます。
熱を加えるとタンパク質が変性するのは明らかだけど、なんで電子レンジは絶対使用しないのか?
生卵を茹でると、白身と黄身が固まります、これは熱によってタンパク質が変性したからです。私たちがある種のレーザーを治療に使用する場合、皮膚を切ることや出血を止めることができるのもタンパク質が変性したからです。この熱によるタンパクの変性が人体に害を与えるとすると
人類は火を操ることによって、生き残るために大きな戦略ミスをしたってことなんでしょうかねえ⋯
いやいや、南清貴さんは電子レンジで加熱することの危険性を訴えているんだ的なご意見も出てくる可能性があります。
でもさ〜、どんな方法であろうとタンパク質が変性するのは、ある一定温度以上に温めらることよる化学反応なんだから、熱源はなんでもいいはず。なんで電子レンジだけを忌避するのか、多分電磁波過敏症を拗らせたお仲間たちの影響が強いのではないでしょうか?必要以上の電磁波過敏症方面の方に関して以前ブログを書きました。→電磁波による健康障害、でもIH調理器で健康は害しないだろうけどね❗
電磁波って電子レンジとかスマホが槍玉に挙げられることがトンデモ方面でトレンドです。でもさ〜、電車のモーターも電磁波を発生しているし、掃除機だって電磁波を生み出しているし、もちろん医療機器からも電磁波は出ています。調理器具によってゆで卵の人体に対する有害性が変化するわけはないし、相当な電界を発生する電磁波発生源じゃなきゃ人体に悪影響を及ぼすことはないし、食や健康面にトンデモ説を持ち出す方々は基礎的な物理・科学・医学知識に乏しいいとともに、量の概念も乏しいようです。
2020年年末にこんな電磁波怖い怖いさんが登場しました。
皆さん仲良く情報交換をしているのでしょうかねえ(笑)
ああっ、あの安部司さんもアエラに登場❗
アエラの絶対に電子レンジを使わない記事の文中で
一般にスーパーで売られている漬物の多くにアミノ酸や砂糖などが含まれている。酒かすやみりんかすだけを使って家庭で作ったほうが安心ではあります
と述べているトンデモ食の専門家のニューカマー食事療法士の辻野将之さんの続いて
前出の安部さんは食塩、化学調味料、たんぱく加水分解物を、味覚を壊す「黄金トリオ」と呼ぶ
との記載があります。この安部さんってひょっとしてあの安部さんなのか、と記事を読み直しても文中で見つけることができません。
やっと見つけました。2018.2.13のアエラドットに「即席めんは『ゆでた湯を捨てる』プロが指摘する『食べてはいけない』もの」(https://dot.asahi.com/wa/2018020900048.html)という見出しで、あの食品ジャーナリストと称する安部司さんのありがたいお話が掲載されていました。
この安部司さんもトンデモ方面ではかなりのビッグショットであり、私もいくつかブログねたにさせていただいております。これ南さんの記事と同じ日付でアップされているので、ひょっとしたら週刊朝日に同時掲載された可能性もありますね(先ほども述べたように週刊朝日は私の生活圏では稀少本なんで、実物は入手しておりません)。
食品添加物の安部司さん、子育て中の母親にあらぬ不安を煽る南清貴さん、その両者を操っている可能性がある電磁波恐怖症の船瀬俊介さん(関係なかったらごめんなさい)、彼らの目指すところはなんなのだろう?
週刊朝日やアエラやアエラドットを発行しているのが朝日新聞の別会社だったとしても、クオリティーペーパーである朝日新聞の関連会社であることは間違いありません。アエラドットではまともな記事も多く見受けられます。例えば「『天然=安心』ではない 添加物を怖がりすぎな』」(https://dot.asahi.com/aera/2016071900098.html?page=1)とかです。
そういえば先日、朝日新聞の医療健康情報に特化した朝日アピタルもどう見ても読者を誤誘導する記事がありました。
政治関連記事は様々な意見があっても許されるかもしれません。でもさ〜、間違った物理や化学の知識を元にした健康医学関連記事を掲載するのはビジネスジャーナルに任せた方がよろしいのではないでしょうか?
2018年2月17日11:02追記
週刊朝日⋯やはりやらかしています。
アエラのまとめ的なものも書きましたので、よろしければどーぞ。
面白くてためになる記事もあるんですけどねえ⋯。