真性包茎とは
包茎とは亀頭が包皮(陰茎を包む皮膚)に覆われた状態をいいますが、真性包茎とは平常時はもちろん、勃起したときにも包皮をむく(翻転)ことができず、亀頭が完全に露出しない状態をいいます。
症状
常に包皮に覆われているために恥垢がたまりやすく、悪臭を放ちます。
また、さまざまな細菌が繁殖しやすく、亀頭がかゆくなったり、発赤(赤み)の原因になるばかりでなく、亀頭や包皮が腫れる亀頭包皮炎を起こします。無理に包皮をむこうとしたり、性交したりする場合には痛みを伴います。
包茎では、包茎でない場合と比べて性交時に包皮が多く上下するため、陰茎への刺激が強くなり、早漏の原因になります。さらに、包皮の先端である包皮口(包皮輪ともいう)が極端に狭い場合、排尿に困難を伴うことがあります。
原因
包皮が長いなどの原因により包皮輪口が狭くなると、包皮が翻転できないために亀頭を完全に露出できません。また、恥垢のたまりすぎや陰茎の炎症によって、亀頭と包皮が癒着してしまうことがあります。
診断と検査
幼児期に亀頭包皮炎を繰り返したり、尿路感染の誘因が疑われたりする際には、積極的に包皮切開術や環状切開術を行います。
当クリニックの考え方・治療方法
手術ができる施設に紹介します。
処方される主な薬
薬はありません。
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