放射線性膀胱炎とは
骨盤内への放射線照射の影響で膀胱の粘膜に炎症が起きる病気です。放射線治療から数年から10年以上たって発症することもあります。
症状
急性期の症状には、1日に何度もトイレに行きたくなる頻尿や、おしっこをするときに痛みを伴う排尿痛があります。そのほか、排尿後にすっきりしない違和感が残る残尿感、尿が白く濁るなどの症状が現れることがあります。
慢性期になると粘膜から出血することがあり、肉眼でも確認できる血尿や膀胱内に血液が固まった塊が大量にたまり、尿が出せなくなる膀胱タンポナーゼなどを起こすことがあります。
原因
骨盤内にある前立腺、膀胱、子宮、卵巣のがんに対する放射線治療の際の、膀胱周囲への放射線照射が原因となります。
当クリニックの考え方・治療方法
内視鏡などでの検査で診断はできます。タンポナーデになった場合は、導尿洗浄はしますが、連携医へ紹介し入院が必要なこともあります。
処方される主な薬
止血剤
- 2022.06.11前立腺がんは10年間で1.8倍増加と報告されました
- 2022.05.20前立腺がんの新しい腫瘍マーカー「phi 」が保険収載されました
- 2021.12.19バップフォーのスイッチOTC「バップフォーレディ」が販売開始になりました