巨大膀胱症とは
膀胱の出口には、自分の意思とは関係なく収縮する内尿道括約筋と、自分の意思でコントロールできる外尿道括約筋があり、そこで排尿のコントロールをしています。
巨大膀胱症は、この出口部分に明らかな閉塞がないのに膀胱が拡張したり、膀胱壁が薄くなったりする状態をいい、多くの場合、両側逆流性巨大尿管症を伴います。女児に起きる先天性の膀胱異常の1つですが、不明な点が多い病気です。
「巨大膀胱短小結腸腸管蠕動不全症」という先天性の病気もあります。生命に関わる重篤な疾患であり、難病に指定され医療費補助の対象となっています。
※詳しくは難病情報センターのサイトへ
症状
排尿中、頻尿、残尿感、血尿、尿の濁り、発熱、腰や背中の痛み、吐き気、嘔吐 (おうと) 、食欲不振といった尿路感染症に関連する症状が現れます。また、膀胱尿管逆流症がよく見られます。
原因
胎内で膀胱が形成される際に、過度の尿の貯留が続いたためと考えることが一般的です。
原因としては、下部尿路(膀胱の出口から排尿口まで)通過障害、腸閉塞(巨大膀胱-小結腸、腸管蠕動運動低下症候群)などの合併症が知られています。腸閉塞では、筋肉の神経障害の一部である可能性が高いです。
処方される主な薬
薬での治療は困難です。
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