尿が泡立つのって病気?
おしっこ(尿)をしたときに、泡立つことがあります。泡立ったとしてもすぐに消えるのであれば特に問題はありませんが、消えにくい場合は注意が必要です。
症状
尿の泡がなかなか消えない場合、尿に蛋白(蛋白)や糖が通常より多く含まれている可能性があります。この場合病気の可能性がありますが、一過性のものであれば特に気にする必要はありません。
尿蛋白についてはこちら
原因
もともと尿には「ウロビリノーゲン」という泡立たせる物質が含まれていて、健康な人でも尿が泡立つこと自体は不思議なことではありません。尿の勢いが強いと、トイレの水に注がれたときに起こりえます。
尿に蛋白や糖が含まれている状態を、それぞれ尿蛋白、尿糖が出るといい、尿検査の項目にもなっています。尿蛋白 、尿糖 ともに一過性のものであれば特に問題ありません。一過性でない場合は病気の可能性がありますので、医師の診察を受けましょう。
一過性尿蛋白
発熱、激しい運動後、ストレスなどで起こります。
一過性糖尿
一時的に大量の糖質を摂取したとき(食餌性糖尿)や、激しい運動後、ストレスなど(特発性一過性糖尿)が考えられます。
当クリニックの考え方
すぐに消え去る排尿時の泡立ちはあまり心配ありません。なかなか消え去らない細かい泡の場合は尿検査等を行った方が安心です。
処方される薬
原因疾患によって違ってきます。
疑いのある疾患
ネフローゼ等の腎臓の疾患
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